またまた歯磨きの話です〜。

皆さん、お風呂の排水口の掃除したことありますか？
髪の毛とか取り除いて、なんかヌメヌメの汚れがべったりついていますよね。
あれ、バイオフィルムなんです。

『バイオフィルムは固体や液体の表面に付着した微生物が形成する生物膜。』byウィキペディア
バイオフィルム（ウィキペディア）
こちらで説明がありますが、
「身近の例としては、歯垢や台所のヌメリなどがある。」と記載されています。

歯垢とは？動画で確認してください↓↓↓

さらに
「歯科医療では、口腔二大疾患の
う蝕と歯周病が共にバイオフィルム感染症であることから、
予防・治療・予後のどの場面においても、抗生剤の効かない厄介なバイオフィルムに
どう対処するかが大きな課題である。」

抗生剤が効かないのは、細菌が分泌する
「細胞外多糖」がバリアの役割をして
細菌本体を守っているのです。

 

さて、あの排水口のヌメリを除去するためにどうしていますか？
洗剤の謳い文句に失望したことないですか？

バイオフィルムってバリアがあって、薬の効果が浸透しにくいんですよね〜
結局、洗剤をスプレーして、タワシやスポンジでゴシゴシ洗ったほうが早くキレイになりますよね！！

歯垢も同じバイオフィルム・・・
マウスウォッシュだけではバイオフィルムの内部の細菌には届かないのです
やはり歯ブラシが一番大切なんです！！！

そしてヌメヌメしているので一回擦っただけでは取れてくれない…
さらに歯の形はとても複雑・・・

短時間の歯磨きでは歯垢は取り切れないのであります。
１日の中で１回はしっかり時間をかけて磨いてほしいですね。

手磨きではどうしても難しい場合は電動歯ブラシの使用をおすすめしています。
ブラウンオーラルB かソニッケアー。
（僕は朝と夜がブラウンオーラルB 、昼はソニッケアーです！）

どちらも歯ブラシの毛先が歯の細かい部分にあたってくれれば歯垢は浮いて取り除かれます。
歯ブラシの毛先をきちんと当てなければなりません。

よく「磨いているんだけど歯が悪くなる…」という方がいますが、
「磨いていても、歯垢が取り除けていなければ、それは磨いていないのと同じなのですよ」と
お話します。

丁寧に歯ブラシの毛先を歯面に当てて、歯垢を取り除いてください。
歯磨きは歯垢を除去することがゴールなのです。

あっ！歯磨き粉の使用について、、、
最初から歯磨き粉を使用すると
①泡々になってしまうので時間をかけれない
②歯磨き粉のさっぱり成分で磨けた気になってしまう。
というデメリットがあると考えます。
ですので、最初は水だけをつけて歯磨きしてもらって、
さっぱりしてからお好みの歯磨き粉を使用して仕上げ磨きをしてください。

「上手く磨けているか心配・・・」
「一度チェックしてほしい！」など、
当院へご連絡ください〜！

予防歯科