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奥歯のインプラント治療を選択するメリット・注意点!

こんにちは。西宮市高松町「西宮北口駅」より徒歩1分にある歯医者「西宮北口 歯医者 H&L」です。

奥歯をインプラントにするイメージ

奥歯を失うと、食べづらさや発音の違和感、見た目の変化など、日常生活にさまざまな影響が現れることがあります。

そのような状況に対応する方法の一つがインプラント治療です。なかでも奥歯へのインプラントは、しっかりと噛む力を回復できる点や、自然な見た目に仕上がる点から高く評価されています。

一方で、治療の難易度や費用、治療期間など、事前に理解しておくべきポイントも多くあります。

この記事では、奥歯の役割からインプラントの基本、メリットや注意点、費用について解説します。奥歯を失い、インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

奥歯の役割

奥歯のイメージ

奥歯は、食べ物をしっかり噛み砕いて細かくし、消化を助けるという重要な機能を担っています。

前歯と異なり、噛む力が強く、咀嚼の中心となるため、奥歯が十分に機能していることで胃腸への負担も軽減されます。また、奥歯が両側にあることで噛み合わせのバランスがとれ、顎関節やほかの歯にかかる負担も分散されます。

さらに、奥歯は顔の輪郭を内側から支える役割も持ち、歯が抜けたままになると頬がこけて見えることもあるでしょう。加えて、発音や滑舌にも関与しており、奥歯がそろっていることで舌の動きが安定し、言葉がはっきりしやすくなります。

このように奥歯は、見た目以上に多くの役割を果たしている大切な歯なのです。

インプラント治療とは

インプラント治療の仕組みのイメージ

インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。

チタン製の人工歯根は生体とのなじみが良く、骨としっかり結合することで安定性を得られます。見た目や噛み心地が自然で、入れ歯のように外れることがなく、日常生活でも違和感が少ないのが特徴です。

周囲の歯を削らずに済むため、残っている歯への負担も少なく、長期的な視点でもメリットの多い治療法といえます。定期的なメンテナンスを行うことで、10年以上の使用も十分に可能です。

奥歯をインプラントにするのは難しい?

奥歯をインプラントにするのは難しいのかを説明するイメージ

奥歯へのインプラント治療は、難易度が高くなる傾向があります。ここでは、その理由について詳しく解説します。

視野が確保しづらい

奥歯は口の奥に位置しているため、治療器具が届きにくく、十分な視野を確保しづらいという課題があります。特にインプラント手術では、狭い空間で精密な操作が必要となり、歯科医師に高度な技術と経験が求められます。

こうした条件により、奥歯のインプラントは難易度が上がる傾向があります。

骨の状態によっては追加処置が必要になる

上顎の奥歯は、すぐ上に上顎洞と呼ばれる空洞があるため、骨の高さが不足しているケースが少なくありません。この場合、インプラントを支えるために骨を増やす処置が必要になることがあります。

噛む力が強いため耐久性と設計が重要

奥歯は咀嚼の中心であり、非常に大きな力がかかる部位です。そのため、インプラントには高い耐久性と適切な噛み合わせの設計が求められます。設計が不十分だと、インプラント本体や上部構造に過剰な負担がかかり、長期的な使用に支障が出る可能性があります。

奥歯をインプラントにするメリット

奥歯をインプラントにするメリットを説明するイメージ

奥歯をインプラントにすることには、見た目だけでなく機能面でも多くのメリットが得られます。ここでは、主な利点について解説します。

噛み合わせが安定する

奥歯は噛む力の中心を担うため、1本でも失われると噛み合わせのバランスが崩れ、食べづらさや顎関節への負担につながることがあります。

インプラントで奥歯を補うと、左右均等に噛むことができるようになり、前歯やほかの歯への負担が軽減されます。また、咀嚼機能の回復によって食事の質も向上し、栄養の吸収効率にも良い影響を与えると考えられています。

自然な見た目を再現できる

インプラントは審美性に優れており、天然の歯に近い色や形で仕上げることができます。人工歯部分にはセラミック素材が使用されることが多く、周囲の歯に合わせて作られるため、違和感が少なく自然に見えるのが特徴です。

特に奥歯は口を開けたときに意外と見えるため、見た目を気にする方にとっても安心感があります。

健康な歯を削らずに済む

インプラントは1本ずつ独立して機能するため、ブリッジのように隣の健康な歯を削る必要がありません。ほかの歯に負担がかからないため、長期的に見て口腔全体の健康を守ることにつながります。

歯は一度削ると元に戻らないため、自分の歯をなるべく残したい方にとって、インプラントは大きなメリットのある治療法です。また、削らないことで将来的な虫歯や歯の破折のリスクも抑えられます。

発音しやすくなる

奥歯が抜けると、舌の位置や空気の通り道が変化し、発音が不明瞭になったり言葉が聞き取りづらくなったりすることがあります。特にサ行やタ行の発音は、歯と舌の位置関係に大きく左右されます。

インプラントによって本来の歯並びが再現されることで、舌の動きが安定し、発音も自然に近づきます。仕事や日常会話で人と接する機会が多い方にとって、この点は非常に大きなメリットといえるでしょう。

長期的な安定性が高い

インプラントは、顎の骨としっかり結合するため、ぐらついたり外れたりしにくいのが特徴です。正しく使い、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けていれば、10年から20年と長く使い続けられることもあります。

特に奥歯は食べ物を強く噛む場所なので、安定して使えることは大きな安心につながります。入れ歯のように外れる心配がなく、噛み心地も自然に近いため、快適さが長く続くのがインプラントの大きな魅力です。

奥歯をインプラントにするときの注意点

奥歯をインプラントにするときの注意点を説明するイメージ

メリットが多い一方で、奥歯のインプラント治療にはいくつかの注意点も存在します。

治療期間が長い

インプラント治療では、人工歯根と顎の骨がしっかり結合するまでに数か月かかるため、治療全体の期間が長くなります。顎の骨が足りず、追加の処置が必要になる場合には、治療完了までに1年以上かかることも珍しくありません。

高額な費用がかかるケースが多い

インプラント治療は、保険が適用されない自由診療であるため、費用負担が大きくなる傾向があります。奥歯は治療が複雑になることも多く、追加の処置が必要になる場合には費用がさらに増えます。事前に見積もりを確認し、納得したうえで治療を進めることが大切です。

追加処置が必要になることがある

奥歯は骨の量が不足していることが多く、そのままではインプラント体を埋め込むことができない場合があります。そのため、骨を増やすための外科的な処置が必要になることがあります。

これにより治療期間や体への負担が増す可能性があるため、事前の説明をしっかり受けておくことが大切です。

奥歯のインプラント治療の費用

奥歯をインプラントにする費用のイメージ

奥歯のインプラント治療にかかる費用は、1本あたりおおよそ30万〜50万円が目安とされています。これには手術費用、インプラント体・上部構造(人工の歯)の費用が含まれます。

ただし、骨の量が不足している場合には骨を増やす追加の処置が必要となり、その分の費用が加算されることがあります。また、インプラント治療は健康保険の適用外となるため、全額自己負担となるのが一般的です。

歯科医院によっては分割払いが可能な場合もあります。事前に見積もりを取り、治療内容と費用の内訳、支払い方法をよく確認しておくことが大切です。

まとめ

奥歯をインプラント治療にした笑顔の女性

インプラント治療は、咀嚼機能や噛み合わせの回復に大きく貢献し、日常生活の質を高める手段として注目されています。見た目の自然さや長期間の安定性といった利点がある一方で、治療には時間や費用がかかります。

奥歯は口腔内でも特に負荷のかかる場所であるため、事前の診断や説明をしっかり受け、納得したうえで治療に進むことが大切です。正しい知識を持って選択すれば、インプラントは将来の口腔の健康を支える大きな力となるでしょう。

インプラント治療を検討されている方は、西宮市高松町「西宮北口駅」より徒歩1分にある歯医者「西宮北口 歯医者 H&L」にお気軽にご相談ください。

当院は、生涯にわたる健康を重視して診療にあたっています。マウスピース矯正や予防歯科、インプラント、ホワイトニング、虫歯・歯周病治療など幅広く診療を行っています。

当院のホームページはこちらWEB予約LINE予約・相談も受け付けています。

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